窓埋めを活用したバイナリーオプションの裏技手法
バイナリーオプションには様々な手法が存在します。
- ボラリティの高さを逆手に取った手法
- 仲値ゴトー日を利用した手法
- 両建てを利用した手法...etc
中でも、「窓埋め」という現象を利用した手法は少しマニアックですが、エントリーポイントとしての根拠が高く、一部のトレーダーの間では「裏技的手法」として人気です。
そこで今回は、バイナリーオプションにおける窓埋めを利用した手法について詳しく解説します。
当サイトでは、この他にもバイナリーオプション取引に関する裏技について「バイナリーオプションの裏技的手法４選！」でまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
窓埋めとは
為替には、市場が動き始める月曜日に窓開けと窓埋めという現象が起きます。
📝窓開けとは
一定期間の終値と次の期間の始値が連続していない状態を指します。
📝窓埋めとは
チャート上に開いた「窓」を埋めるように価格が戻る現象のことを言います。
特に月曜日の窓は、相場が週末に大きく変動して、月曜日の取引開始時に価格が前週の終値から大きく離れた状態でスタートすることです。
この場合、相場がその後方向を変えることなく、その空いた値動きの区間を埋める(価格が戻る)ように為替が動く傾向があるとされています。
つまり、月曜日の窓埋めというのは、取引所が閉まる土曜日の午前中のレートと、取引が開始する月曜日の朝のレートに違いが出た際に生じる「レート差を埋める取引」のことです。
次章以降でこの月曜日の窓埋めについてさらに詳しく解説していきます。
月曜日の窓埋めが発生する理由
月曜日の窓埋めは「窓」発生時の市場の状況を知っていると利益を得るチャンスになります。
窓埋めが発生する主な要因として以下のようなものがあげられます。
ニュースやイベントなどによる市場の変動
週末に発表された重要な経済指標や政治的な発言、重要なニュースなどが、市場の状況を大きく変動させることがあります。
このような変動が、月曜日の取引開始時に相場に大きなギャップを生み出すことがあります。
リスク管理のためのポジション調整
週末に発生したニュースやイベントに対するリスクを考慮して、市場参加者がポジションを調整するのも窓埋めの原因になります。
この動きにより、月曜日の取引開始時に相場に大きなギャップが生まれます。
流動性の低下
週末には多くの市場参加者が休暇を取るため、市場の流動性が低下します。
このような状況では、少ない取引量で相場が大きく変動することがあり、月曜日の取引開始時に大きなギャップが生じることがあります。
窓埋めを利用したバイナリーオプション攻略手順
続いては、月曜日の窓埋め手法を実際に行う場合の手順や取引すべきタイミングをご紹介します。
月曜日の窓埋めを行う手順は以下の通りです。
- 窓が出来ていることを確認する
- 午前7時に窓埋め方向へエントリーする
- 窓が埋まったら「転売」を行い手仕舞いする
ざっくりと説明すると、月曜日に窓ができていることを確認し、朝7時から取引することができるハイローオーストラリアで窓埋め方向へエントリーするだけです。
窓が埋まったら転売を行い取引を終了します。
流れに沿って具体的に見ていきましょう。
1.窓が出来ていることを確認する
まず、月曜日を迎えた際に、MT4のチャートに「窓」が出来ているかを確認しましょう。
窓がなければ月曜日の窓埋めはできません。
また、窓の大きさも大事です。
小さい窓の場合は「窓埋め」自体が起こらない可能性もありますので見送るのが無難です。
その他にも、土日に大きな経済ニュース等がある場合も「窓埋め」が起こらない事があります。
月曜日の窓埋めを狙うなら経済ニュースも確認しておきましょう。
2.午前7時に窓埋め方向へエントリーを行う
窓を確認したら取引を始めます。午前7時には取引できるハイローオーストラリアがおすすめです。
ハイローオーストラリアでは「HIGHLOWスプレッド」取引の1日を選択しましょう。
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※ハイローオーストラリアの1日取引は、表示は19時間等となっていますが、その場合でも特に問題ありませんので取引を進めていきましょう。
窓埋めは大きく為替が動くのでスプレッド取引でも問題ありません。
ただし、窓が小さいと感じる場合は、通常の「Highlow」に切り替えると良いでしょう。
窓の大きさを開いていると感じるか狭いと感じかは感覚的なものですので、デモ取引などでスプレッドの間隔を掴んでみて下さい。
なお、「1日」を選ぶ理由は以下の通りです。
- 窓埋めまでの時間にムラがあるから
- 「1日」のみ朝7時からエントリーできるから
早朝の内に窓が閉まるのはほぼ確実ですが、基本的に窓埋めまでの時間には1～4時間と開きがあります。その開きに対応しているのが1日取引というわけです。
それに、「1日」の取引であれば唯一朝7時からエントリー出来るのでより早く窓埋めエントリーを行うことができます。
逆に、1日取引以外の取引方法は早くても8時からのスタートとなるので、日によってはすでに窓が閉まっていることがあるのです。
「1日」を選択したら窓埋め方向へとエントリーを行いましょう。
上昇方向なら「HIGH」下落方向なら「LOW」ですね！
3.窓が埋まったら「転売」を行い、手仕舞いする
取引後に窓が埋まったら「転売」を使って取引を終了します。
📝転売とは
判定時刻を待たずして取引を途中で終了させることができる機能のことです。損失をさえられるメリットがある反面、満期まで取引した場合と比べてペイアウト率が下がってしまうデメリットがある
転売ですので、ペイアウト率はその時の為替の変動幅や残り時間によって変わりますが、大体1.50倍程です。
ただ、窓埋めの場合は日足で見ても勝てる確率が高いので、一日チャートをチェックできるのであれば、転売せずにそのまま翌6時まで取引しても良いでしょう。
ただ、それがストレスの場合は転売でも十分に勝てる可能性がありますので、取引を終了するのもいいと思います。
窓埋めトレードをする際の注意点
最後に、月曜日の窓埋めトレードをする際の注意点をご紹介しておきます。
ここまでの振り返りにはなりますが、それぞれ詳しく解説していきます。
窓が小さい時は取引を見送る
基本的に毎週月曜日は窓が開いていますが、開きが小さい時もあります。
大きく開いている時は事前の指値が発動し窓埋め方向へと自動的に為替が進んだりそれに便乗するトレーダーが増えるため、取引が活発化し予想通りに為替が動きます。
しかし、窓が小さいと指値が発動しなかったり便乗するトレーダーも少なくなるため、窓埋め後の動きも鈍くなりますので、取引を見送ることをおすすめします。
それに、窓の開きが小さい場合、開場直後にすぐ閉まることも多く、その後は通常通り取引が進むため、あまり利益になりません。
いずれにせよ、窓の開きが「小さい」と感じたら無理に取引に行かずに見送るったほうが無難です。
土日に大きな経済的動きがあった場合は取引しない
土日に経済的イベントがある場合は窓埋めそのものが発生しないことがあります。
- 要人発言
- 世界的な会議
- 世界的な大災害...etc
このような場合は、価格がそのまま動いてしまいますので、窓埋めトレードはできません。
「月曜日の窓埋めトレード」をする場合は、金曜日から日曜日までの世界経済情報を確認しておきましょう。
まとめ
窓埋めを利用したバイナリーオプションの手法について解説しました。
最後に、この記事の要点をおさらいしておきましょう。
- 窓埋め手法は月曜早朝に発生する窓が埋まる特性を利用した手法である
- 窓埋め手法は窓の大きさを注視すべき
- 土日の間に経済的イベントが遭った場合は窓埋め手法は避けるべき
一般的に、市場オープン時はバイナリーオプション初心者はトレードを控えるべきだと言われます。
しかし、「窓」の特徴を知っていれば難しい分析をする必要もないので、為替の流れに慣れてきたらチャレンジしてみるのもありでしょう。