両建てを利用して損失を最小限に抑えながら取引するバイナリーオプションの裏技

バイナリーオプションはシンプルな取引ルールが魅力の投資です。
また、使える手法も様々でトレーダー自身で好きな手法を試すことができます。
- ボラリティの高さを利用した手法
- 仲値ゴトー日の特徴を利用した手法
- 月曜日の窓埋めと言う現象を利用した手法...etc
この他にも、バイナリーオプションでは「両建て」を利用した手法がとても有効です。
そこで今回は、両建て手法の特徴や攻略方法について詳しく解説していきます。
当サイトでは、この他にもバイナリーオプション取引に関する裏技について「バイナリーオプションの裏技的手法4選!」でまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
両建てとは
📝両建てとは
一つの銘柄に対して、売りポジションと買いポジションの両方を同時に持つことです。
両建ての本来の目的は損失を抑えることです。
ですから、損失が限定されているバイナリーオプションでは両建ては前提になっていません。
ただ、以下の例のようにテクニカル分析をする必要がありませんので、テクニカル分析に自信がないうちは両建ては有効な方法だったりもします。
【具体例】
米ドル/円の取引で価格が上がると予想し、1ドル110円のときに買いポジションをとったけれど、予想がはずれ109円に下がった場合、同じ数量の売り注文を入れておけば、そのあとどれだけ下がっても1円の損失で済みます。
バイナリーオプションで両建てを利用するメリット
続いては、バイナリーオプションでも両建てするメリットをご紹介します。
それぞれ解説していきます。
リスクヘッジができる
バイナリーオプションのルールは、為替が上がるか下がるかを予想してHIGHかLOWを選択する二者択一の投資です。
そのため、一方が外れてももう一方が当たれば損失をある程度カバーすることができます。
「プラマイゼロでは?」と思うかもしれませんが、ペイアウト率が高ければリスクヘッジをしながら利益も期待できるのです。
難しい相場分析が必要ない
利益を安定的に出すためにはある程度の分析力が必要になります。
しかし、両建ては反対のポジションをとるだけなので、相場分析しなくてもポジションをとることはできます。
転売とどちらがいいかは悩ましいところですが、予想を外したポジションよりも高いペイアウト率の取引方法で反対ポジションをとれば、転売より損失を減らせる可能性があります。
バイナリーオプションで両建てを利用するデメリット
リスクヘッジしながら利益を出せる両建ては、一見するといいこと尽くしのように感じられますがデメリットもあります。
以下、バイナリーオプションで両建てするデメリットも見てきましょう。
デメリットに関しても詳しく見ていきましょう。
利益が少ない
両建てはそもそもがリスクヘッジのための手法ですので、大きな利益は狙えません。
さらに、資金管理が大変です。
バイナリーオプションはFXと違いペイアウト率が決まっています。言い換えれば、稼げる金額の上限がすでに決まっているということです。
しかもほとんどのペイアウト率は2.0倍未満です。
ということは、HighとLowに同じ金額をエントリーしてしまうと確実にマイナスになります。
そのため、負けると思った方向をできるだけ早めに転売してできるだけ利益を残すための資金管理が必要になります。
要は、リスクヘッジの手法にさらにリスクヘッジの手法を併せることになります。その分、資金管理が複雑になるというわけですね。
両建てを禁止している業者もある
多くのバイナリーオプション業者が両建てを禁止しています。
今まで両建てOKだったハイローオーストラリアも最近は契約条件で両建てを禁止しています。
※ただし、よくある質問では容認するような回答がなされているのでグレーゾーンですが...。
両建てを禁止している業者で両建てをしていることがバレたら当然ペナルティーが課せられます。
大体の場合が口座凍結処置となるようです。口座凍結されると、取引するのに大きな制限をかけられたりして、かなり取引がしずらくなります。
バイナリーオプションの両建て攻略手法
両建てで利益を出すポイントは、とにかくペイアウト率が高い取引方法を選ぶことです。そうなると、必然的に取引する業者も限られてきます。
ここでは、ペイアウト率の高さが業界トップクラスのハイローオーストラリアを例に攻略法をご紹介します。
ただし、ハイローオーストラリアでも両建てに関してはグレーゾーンなので、口座凍結のリスクを十分に承知した上でやるならやりましょう。
それぞれ詳しく解説します。
ターボスプレッドを利用する
ハイローオーストラリアの30秒ターボスプレッドは、ペイアウト率が2.3倍です。
【具体例】
もし、両ポジションに2万円ずつ掛けた場合、一方のポジションで46,000円(20,000×2.3=46,000)の払い戻しがありますから、外れたほうのポジションの没収される掛け金2万円と元々の掛け金の2万円を引いても、6,000円の利益が出ます。
上の例だと、上手く両建てでポジションが取れれば15%の利益を得られる計算になります。
片方だけエントリーして予想が当たった時に比べると利益は半減しますが、ほぼ同時に両ポジション取ればいいだけの取引方法です。
これといったテクニックもいりませんので、初心者でも簡単に取り組めます。
ハイローオーストラリアには無料で利用できるデモ口座もあるので、気軽に取引してみるのがおすすめですよ!
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転売と併用する
ハイローオーストラリアには転売という機能があります。
📝転売とは
判定時間を待たずに取引を途中で終了させることができる機能のことです。
両建てと転売を併用する方法では、HighとLowで同時にポジションを取り、片方の判定方向に動いたら転売で利確、もう一方のポジションの判定方向に動いたらそちらの時点でも利確します。
【具体例】
例えば、Highで予想した場合、HighとLowの両ポジションでエントリーし、Lowでポジションを取ったほうの為替がHighの範囲に入ってきた時点で転売します。
30秒ターボスプレッドでは片方のポジションは完全に捨て駒ですが、転売を利用した場合は両方のポジションを活かすことができます。
ただし、転売ではペイアウト率は満期までポジションを保有していた時よりも低くなりますので、全体の利益としてはあまり大きくはならないでしょう。
違う判定時間を利用して両建てする
上二つは両建てが禁止されている場合、ペナルティーの対象になる可能性は非常に高いですが、違う判定時間を利用した両建ての場合はペナルティーを課せられる危険性は下がります。
方法としては、1時間取引と5分~15分取引を平行して動かします。
「長期的に見ればトレンドが継続しているけれど、短期的に見れば為替が上下している」という場合がありますよね。
この場合、中期レートでトレンドに乗ったポジションを取り、短期レートではトレンドと反対ポジションをとります。
バイナリーオプションは短期取引をする人が多いと思いますが、その短期取引のリスクを中期レートで相殺するというものです。
ポイントは、短期取引の掛け金を中期取引の掛け金よりも少なく設定することです。
【具体例】
例えば、ハイローオーストラリアの場合、1時間取引のペイアウト率は1.90倍、15分取引のペイアウト率は1.85倍です。
1時間のうちに15分取引の掛け金を1000円にして4回取引し、1時間取引に5,000円かけた場合、15分の取引を全部外したとしても1時間取引を当てれば、15分取引の損失を引いても500円の利益が出ます。
この方法は、一時的に両建て状態になりますが、厳密に言えば両建てではありませんので、ペナルティーが課せられる危険性は低いです。
合法的に両建てをする方法
上記の手法はいずれも、規約違反とみなされる可能性があります。
そんな危険は冒したくないという人のために、最後に両建てしてもペナルティーを課せられない方法をご紹介します。
それは、2つの業者を使って両建てすることです。
例えば、ハイローオーストラリアとザオプションを使って反対ポジションをとるという方法です。
ザオプションのペイアウト率はスプレッドなしの取引の場合は変動制ですが、それでも転売した時よりもペイアウト率は高いので、リスクヘッジ効果は高いといえます。
もちろん、本命のポジションはペイアウト率が高いハイローオーストラリアでとって、保険としてザオプションで反対ポジションを取っておくという感じですね。
まとめ
両建ては、もともとリスクヘッジのための取引方法です。ですから、利益を狙うにしても大きな金額にはなりません。
ただ、反対ポジションをとるだけで難しい分析も必要ありませんので、相場分析に慣れていない初心者でも実践することができるのが魅力です。
また、両建てした両ポジションとも利益を上げられるかもしれないという点も魅力です。
それなりにスキルは必要ですが、少しエントリータイミングをずらしたり、判定時間を変えることでこれらの利益は狙えますので、チャレンジしてみるといいでしょう。
ただし、同じ判定時間での両建ては禁止されていることが多いので、基本的にはしないほうが無難です。